好きな「あんこ系の食べ物」なに?

あんみつ・あんぱん・あんだんご
たい焼き・どら焼き・大判焼き・・・
あんこを使った食べ物も色々ありますが
そんな中でも全てにおいてド定番。
基本形と言ったらやはりそれは

饅頭(まんじゅう)

という事になるのではないでしょうか?
なにせ他のヤツらとは歴史が違う。

 

古くは三国志の時代
諸葛孔明に端を発するという
肉や野菜を小麦で作った皮で包んだ点心

万頭(マントウ)

今で言う中華まんのようなそれが
大陸から日本に伝わったのが鎌倉時代。

それが日本で独自の発展を遂げ
肉食を禁忌とする僧侶が
食べられるように小豆や穀類の
餡が使われるようになります。

 

やがて江戸の時代になると
砂糖の輸入や国内生産の拡大と共に
各地で様々な趣向を凝らした
名物饅頭が作られるようになり
手土産や贈答品として広く
庶民にも愛されていたようです。

いかに江戸の庶民に
饅頭が浸透していたか。
古典落語の代表的な演目「饅頭怖い」
からもその様子が伺えますね。

説明不要なほど有名な小咄ですが
若い方の中には馴染みのない方も
いらっしゃるかもしれないので
ざっと説明してみることにしましょう。

 

江戸の長屋で若者たちが集まって
何やらがやがやと話をしている。
どうやらおのおの苦手なものや
怖いものを言い合っているらしい。

ヘビやトカゲ・クモ・毛虫・ムカデなど。
人それぞれ不得手があるものだ
と話していたが一人の若者は
それを聞いても笑い飛ばしている。
なんだお前らそんなものが怖いのか。

笑われた方は面白くない。
そういうお前は怖いものなんか
一つもないのかと聞くと
思い当たったように声を潜め

実は一つだけ怖いものがある。
それは饅頭だ。

饅頭?

饅頭の何が怖いのかさっぱり分からないが
話しているだけで男はガタガタ震えだし
思い出しただけで気分が悪くなってきた
と言って男は青い顔をして
自分の部屋に籠もってしまった。

コイツは面白い!

いつも男にやり込められていた
若者たちはヤツを懲らしめる絶好の
機会とばかりに有り金はたいて
そこら中から饅頭を買い占めてくると
布団で寝ている男の部屋に
次から次へとそれを投げ込んだ。

ぎゃーっと悲鳴を上げる若者。
ま、饅頭だ!堪忍してくれー!怖い―!

それを見て若者たちはしてやったりと
腹を抱えてゲラゲラ笑っていたが
よくよく見るとどうも様子がおかしい。
怖い怖いと言いながら男は
部屋に投げ込まれた饅頭を
むしゃむしゃと頬張っているではないか。

ようやく担がれたと気づいた若者たちは
部屋になだれ込み、コイツ騙しやがったな!
本当は一体何が怖いんだ?と聞くと

 

ここらでひとつ濃いお茶が怖い。

 

テケトン♪

 

・・・いかに砂糖が普及したとは言え
まだまだ甘いお菓子は贅沢品だったはず。
まんまと騙された長屋の若者たちは
気の毒というほかありません。(笑)

饅頭なんか怖い訳がないじゃないか
と笑われるかもしれませんが
実は私は少しだけ分かる気もする。

実を言いますと私も饅頭が怖いんです。
・・・といっても勿論
落語の中とは違う意味で、ですがね。

日頃の不摂生と運動不足が祟り
典型的メタボリック体型な私。

職場の健康診断でも肝臓の数値が
基準値を超えて要経過観察。
生活習慣の改善を求められてる。

少しは自制して甘い物など控えなければ
このままでは糖尿病まっしぐら。
ああ、饅頭。怖い怖い。(笑)

 

しかしそんな恐ろしい饅頭より
もっと恐ろしい食べ物があります。

・・・前置きが長くなりましたが
実はそれが今回のお題の本当の回答。(笑)

好きな「あんこ系の食べ物」なに?

それは・・・

 

あんドーナツ

 

ただでさえ甘いドーナツの生地の中に
団子に丸めた小豆あんをたっぷり仕込み
油であげて仕上げにグラニュー糖を
たっぷりとまぶせば出来上がり。

口に入れれば広がる甘さの三重奏。
脂肪と糖の最凶タッグ結成!
これほど健康に悪そうな食べ物が
はたして他にあるでしょうか?

しかもあんドーナツというヤツは
またいい感じに小粒に出来ていて
ついもう一つと手が伸びる。

ああ、いかんこの一つで止めなければ。
どう考えても今日一日で接種可能な
砂糖の許容量は優に超えている。

強烈な甘さはもはや麻薬。
エンドルフィンの作用によって
感覚は麻痺し自分の意志とはうらはらに
次々と口に投入される甘味爆弾。
やめられない。止まらない。

ふっくらしたドーナツ生地が
唾液を媒介として小豆あんと混ざり合い
ネットリと練り上げられていく。

さらにグラニュー糖が滑り止めとなり
まるでモルタルのよう重く
喉の動きを阻害し嚥下を拒み
ついには食道ばかりか
気道をも圧迫し押しつぶさんとする。

 

もう止めてくれ!
息が詰まりそうだ。
ダメだ。苦しい!
このまま俺はあんドーナツに
殺されてしまうのかもしれない。

嗚呼!あんドーナツ!
なんて恐ろしい!
怖い怖い!

 

ここらでひとつ冷えたコーラが怖い。

 

え~毎度バカバカしいお話を・・・

このサイトを一人で切り盛りするオタク気質な二児の父。自分の好きなもの、興味のあることをとにかく人に薦めたがります。